時間や場所に縛られなくて、自由な働き方ができるフリーランスになりたい・・・。
フリーランスとしてWebライターをやっている人もいるみたいだけど、出版社でライター経験があるか、文章を書くのがすごい上手い人しか無理なんじゃない?
未経験からでもフリーランスのWebライターを目指せますよ!
現役フリーランスライターの私が、Webライターとして独立する手順をお伝えします。
企業に属さず、個人で仕事をするフリーランス。
組織の中で働くことを窮屈に感じる、文章を書くことを仕事にしたいという方のなかには、フリーランスのWebライターに興味を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、フリーランスWebライターになるまでの手順や必要なスキル、フリーランスWebライターになるメリット・デメリットなどについてお伝えします。
この記事では次のことがわかります。
- Webライターを始めてから独立するまでの進め方
- フリーランスWebライターになるメリット・デメリット
- フリーランスWebライターに必要なスキル
- 月収別に見る記事数と作業時間の目安
Webライターとして独立するにはどのような手順を踏めばいいのかがわかるので、フリーランスのWebライターに興味がある方はぜひ最後までお読みください。
未経験からでもWebライターとしてフリーランスになれる
フリーランスのWebライターとして活躍できるのは、出版業界でライターをしていたり、Web業界で記事作成に携わっていたりする人だけだと思っていませんか?
実は未経験でもWebライターとして独立し、フリーランスになることも可能です。
実際にまったく経験がないところからフリーのWebライターになり、月収20万~30万円を得ている方もいます。
なかにはライターを束ねるディレクターに昇格して月に100万円を稼ぐなど、会社員よりも高年収の方もいらっしゃいます。
会社勤めを辞めたい、自由な働き方をしたいという方は、次の章でお伝えするフリーランスのWebライターになる手順を参考にしていただき、独立を目指してみてください。
Webライターとして独立するまでの5ステップ
それでは、未経験の状態からフリーランスのWebライターになるまでの手順について解説します。
Webライターとして独立するまでの5ステップは次のとおりです。
- 文章の書き方について勉強する
- 副業からWebライターの仕事を始めてみる
- 少しずつ記事の単価アップをしていく
- 仕事が安定してきたら独立の準備をする
- フリーランスWebライターになる
それでは1つずつお伝えします。
1.文章の書き方について勉強する
まずはWebライターとして重要な、文章の書き方について勉強を始ましょう。
文章の書き方について勉強するときは、以下を活用してみてください。
- YouTube
- 書籍・電子書籍
- オンラインサロン
- ライター向けのオンライン講座
先輩ライターの方々がわかりやすく書くための文章の型などについて、YouTubeで発信されています。
わたしはたなざわさんの動画を見て、文章を書くときの基本的な知識や、Webライターの活動の進め方について勉強しました。
本の書籍や電子書籍でも文章力について書かれているものがあるので、空いている時間に読み進めてみてください。
また、Webライター向けのオンラインサロンに入り、情報収集するのもおすすめです。
わたしは中村昌弘さんが運営している「Webライターラボ」に入っています!
記事添削会や先輩ライターの講義を見ることができ、とても勉強になっています。
本気でフリーランスWebライターを目指したいという方は、ライター向けのオンライン講座の受講も検討してみてください。
独学で勉強するよりも短期間で知識を得られ、添削指導が付いているところも多くあるので、自分の文章を磨くのに最適です。
わたしが受講したオンライン講座「WritingHacks」については別の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてみてください。
2.副業からWebライターの仕事を始めてみる
Webライターの仕事を始めるときは、まずは副業からスタートしてみましょう。
Webライターとしてまとまった収入を得られるようになるまでは時間がかかるため、収入のメインとなる本業の仕事をしながら行うことをおすすめします。
(わたしは家族の世話をするために始めからフリーランスとして活動を開始しましたが、思ったように収入を得られない時期は精神的につらかったです・・・。)
副業としてしばらく続けてみて、Webライターの仕事が自分に向いているかを確かめてみてください。
本業と並行するのは大変ですが、休憩時間や仕事終わりに少しずつ作業をし、休みの日に集中して仕事をするなどして、作業時間を確保しましょう。
3.少しずつ記事の単価アップをしていく
副業でWebライターの仕事を継続できてきたら、だんだんと単価の高い案件にチャレンジしてみましょう。
たとえば1文字0.5円の案件からスタートし、半年後に1円以上、1年後に1.5円以上の案件を獲得できるよう目標を設定し、少しずつ単価アップを目指してみてください。
3,000文字の記事を1記事書く場合、文字単価が0.5円だと報酬は1,500円ですが、文字単価が1.5円になると4,500円と大きな差になります。
フリーランスのWebライターになるには、ライター業だけで生活できるだけの収入が必要となるため、時間をかけて高単価案件の獲得を目指しましょう。
わたしも最初は文字単価0.5円くらいの案件からスタートしましたが、今では文字単価2円のお仕事もいただけるようになりました!
4.仕事が安定してきたら独立の準備をする
継続的に仕事を受注できるようになり、副業だけでは作業が追いつかなくなってきたら、Webライターとして独立する準備に入りましょう。
頃合いを見計らって会社に退職の意向を伝え、有給を消化しながら独立に向けて標準を合わせていきます。
独立する前に以下の段取りを進めていきましょう。
- 開業届の提出
- 仕事用の銀行口座の開設
- クレジットカード発行
- 新規営業
- 引っ越し(必要であれば)
フリーランスになると自分で所得税を納めなければいけないため、確定申告が必要です。
確定申告をするにはまず市役所やオンラインで開業届を出す必要があります。
また、普段使っている口座とは別に仕事用口座を作っておき、Webライターの仕事で得た報酬の振込先にし、仕事で必要な経費も支払うようにすると、収支を把握しやすくなります。
なお、フリーランスになると会社員よりも社会的な信用が下がることで、クレジットカードや住宅の審査に落ちてしまう場合もあるため、会社員であるうちに必要なクレジットカードの申請をし、引っ越しや住宅ローンの契約をしておくと安心です。
5.フリーランスWebライターになる
会社を退職したら、いよいよフリーランスとしてWebライターの仕事を本格的に行います。
1日に作業できる時間が一気に増えるため、どんどん営業をして案件を増やしていきましょう。
フリーランスになれば、募集要項に「専業ライターの方に限ります」と抱えれている案件にも応募できるので、仕事の幅も広がってくるでしょう。
フリーランスWebライターになるメリット
続いて、フリーランスWebライターになるメリット・デメリットについてお伝えします。
フリーランスWebライターになるメリットは次のとおりです。
- 自分でスケジュールを調整できる
- どこでも作業できる
- 会社に縛られない
- 好きなことを仕事にできる
フリーランスの場合は、仕事のスケジュールをある程度自分で調整できるのがメリットです。
そのためプライベートの都合や体調に合わせて仕事を進められるため、子育て中の方や自由な時間の使い方をしたい方におすすめです。
また、PCがあればどこでも作業ができるので、カフェやホテルなど自宅以外の場所で仕事を進められます。
さらにWebライターは個人で動くため、自分の意思でやりたい仕事を選べ、受けたくない仕事は断れるのもポイントです。
フリーランスWebライターになるデメリット
一方、Webライターとして独立することで生じるデメリットもあります。
フリーランスWebライターになるデメリットは次のとおりです。
- 収入が不安定
- 税金を自分で収めなければならない
- 福利厚生がない
- 仕事の管理をすべて自分でやらなければいけない
Webライターは報酬型のため、仕事量が減るとその分収入も少なくなり、月によって大きな波があります。
また、会社員の場合は年金や健康保険料などの税金を会社が一部負担してくれ、給料から天引きされますが、フリーランスは自己負担となり、自分で支払わなければいけません。
会社員のときはあまり税金のことを意識していませんでしたが、納付書を見て「こんなに払わなきゃいけないんだ・・・」と恐ろしくなりました・・・。
もちろん福利厚生もないので、健康診断を自分で申し込まなければいけなかったり、優待を受けられなかったりするのもマイナスポイントでしょう。
なお、フリーランスになると会社員のように仕事を割り振られるわけではなく、進捗を確認してくれる人もいません。
そのため、どのくらい仕事を受けるか、期日までに終わらせるにはどのように進めればいいかなど、すべて自分で管理する必要があります。
フリーランスWebライターになるまでに必要な期間
Webライターとして独立したいという方は、独立できるまでにどのくらいかかるのか気になるでしょう。
未経験から始めたわたしの経験から判断すると、Webライターの仕事で生計を立てられるようになるには1年は必要だと感じています。
わたしの場合Webライターの仕事に本腰を入れるまで時間がかかってしまったというのもありますが、収入が安定するまで1年以上経っていました。
なかには数ヶ月や半年で高収入を得ている方もいるので一概には言えませんが、本業と掛け持ちしながら無理せず進めるには1年ほど見越しておいた方がいいでしょう。
長くWebライターの仕事を続けるためにも、基礎をしっかり身に付けてから独立するのがおすすめです!
【月収別】記事数と作業時間の目安
フリーランスのWebライターになろうと思ったときに、月に何記事納品し、どのくらい作業する時間を作れば目標の年収に届くのか気になりますよね。
ここでは月収20万円・30万円を目指す場合の記事数と作業時間の目安をお伝えします。
文字単価別に紹介しますので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
月収20万円を目指す場合
■文字単価1.5円の場合
・1.5円×3,000字=4,500円(1記事)
・1日に2記事→9,000円
9,000円×23日=207,000円
■文字単価2円の場合
・2円×3,000字=6,000円(1記事)
・1日に2記事→12,000円
12,000円×17日=204,000円
月収30万円を目指す場合
■文字単価2円の場合
・1日に2記事→12,000円
12,000円×25日=300,000円
■文字単価2.5円の場合
・2.5円×3,000字=7,500円(1記事)
・1日に2記事→15,000円
15,000円×20日=300,000円
あくまでも目安ですので、自分が受けている案件や作業時間に合わせて予想してみてくださいね。
フリーランスWebライターに必要なスキル
ここからは、フリーランスのWebライターとして身に付けておくべきスキルについて紹介します。
フリーランスWebライターに必要なスキルは次のとおりです。
- 基本的な文章力・PC操作スキル
- リサーチ力
- 営業力・提案力
- 向上心
Webライターを本業としてやっていくためのスキルを習得していき、仕事の絶えないライターを目指しましょう。
基本的な文章力・PC操作スキル
Webライターは文章を書く仕事であるため、当然ながら文章力が必要です。
ただ、小説家のように高度な文章力が求められるわけではないので、意味が通じる文章が書ければ問題ありません。
また、Webライターはクライアントとチャットでやり取りをしたり、グーグルドキュメントやWordを使って記事を書いたりするため、基本的なPC操作も不可欠です。
とはいえ操作が煩雑なツールを使うことはなく、仕事で普段からPCを使っている方であればすぐに使いこなせるでしょう。
リサーチ力
Webライターとして文章力と同じくらい重要なのがリサーチ力です。
記事を書く際は主にネットで情報を収集してリサーチをするため、Webライターに欠かせないスキルと言えます。
知りたい情報をなるべく早く探し出し、正確な情報を元に記事を書くことがライターのスキルアップには不可欠です。
記事を書き続けるなかで検索した記事で必要な内容だけをピックアップできるようにし、リサーチにかかる時間を短縮できるよう意識していきましょう。
営業力・提案力
Webライターの仕事を本業にするには、営業力や提案力も必要です。
高収入を得るにはスキルや得意なこと、これまでの実績をアピールし、自分を売り込んでいかなければなりません。
単価交渉をしたり入稿作業など他の工程も巻き取ったりと、積極的に行動しなければなかなか単価アップは叶いません。
また、SEOに効果的な対策について助言をしたり、必要だと感じた内容を付け足して報告したりと、自ら提案をするとクライアントに重宝されるライターになります。
向上心
Webライターは少しずつスキルアップをし、より質の高い記事を提出することが求められます。
普段から情報をインプットしている人とそうでない人と比べたときに、記事の質に圧倒的な差が出てくるため、クライアントにも見抜かれてしまいます。
特にWeb業界は情報がアップデートされるスピードが速いので、常に新しい情報をキャッチしなければいけません。
日頃から勉強をしてWebライターに必要な知識を習得し、より良い記事を書けるよう努力していきましょう。
文章を書く仕事を本業にしよう!
今回はフリーランスWebライターになる手順についてお伝えしました。
Webライターとして独立してフリーランスになれば、ライター業に専念でき、自由な働き方ができます。
まずは副業から始めてみて、少しずつライティングスキルを身に付けてみてください。
書く仕事を本業にできるよう、コツコツ努力していきましょう!