これから子供たちにお金がかかるし、貯金をしていきたいけどなかなか貯まらない・・・。
そんなに贅沢はしていないのに、なんでだろう?
なかなか貯金ができないという方は、一度家計を見直してみましょう!
きっと節約の余地があるところが見つかりますよ。
小さいお子さんがいるご家庭では、これからの生活費や教育費のために今から少しずつ貯金をしていきたいと思っている方がほとんどだと思います。
しかし、
「しょっちゅう旅行に行ったり外食しているわけでもないのに、お金が貯まらない」
「生活するのに精一杯で貯金に回せない」
という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、
- 家計を見直すときに最初にするべき2ステップ
- 節約効果が高い5つの固定費の見直し方
- 今すぐできるお金を貯める3つのコツ
についてご紹介します。
家計の見直し方や節約方法についてお伝えしますので、貯金を増やしていきたいけれど何から手を付ければいいかわからないという方は、ぜひ最後までご覧ください。
【重要】家計を見直すときに最初にするべき2ステップ
まず始めに、家計を見直すときにまずやるべきことについて解説します。
家計の見直しをするには、節約の目的を決めておくことと、収支を把握しておくことが大切です。
それでは、それぞれ詳しくご紹介します。
ステップ1.節約する目的をはっきりさせる
1つ目が、何のために家計の見直しを行い、節約をするのか目的を明確にしておくことです。
なぜなら、節約する目的を決めておかないと、どのくらいの金額を節約したいのか、どの項目は削らない方がいいのかなどが定まらないからです。
そのため、「子供たちを大学に通わせるために月5万円貯めたい」「マイホームを購入するために月にこれくらい貯金したい」といった目標を立ててから実行するのがおすすめです。
ステップ2.収支を確認する
2つ目が、家計の収支を把握しておくことです。
貯金ができていない方の多くが、「月によってどれくらいの収入の差があるのかよくわかっていない」「何にどのくらいお金を使っているのか把握していない」という状態です。
まずは収支を把握できていないと見直しができないので、給料明細や通帳を用意し、ざっくりとした金額でいいので収入と支出を計算して月ごとに収支を出しましょう。
収支を出すときは
・収入・・・固定給・ボーナス
・支出・・・固定費・変動費
を分けて書き出すと、収入が月によってどのくらい変動するのか、何にどのくらい使っているかがわかりやすくなります
節約効果が高い5つの固定費の見直し方
次に、節約の効果が高い固定費を5つにしぼり、それぞれの見直し方について解説します。
毎月決まった金額がかかる固定費は、一度見直せばそれ以降金額を落とせるので、まずは固定費から見直してみましょう。
変動費と固定費の違いについて
まず、変動費と固定費の違いについて解説します。
- 変動費・・・月によって金額が変わる出費のこと(食費・雑費・交際費・娯楽費など)
- 固定費・・・毎月決まった金額の出費のこと(住居費・水道光熱費・通信費・保険料・車のローンなど)
固定費は毎月必ずかかるものなので、一度見直すと継続的に支出を抑えられ、少しの金額でも年単位で見ると大きな金額を節約できる場合もあります。
一方、変動費は月によって変わるものなので、継続して抑えるのが難しい出費になります。
さらに、少しの金額を抑えることはできますが、大幅な節約にはなりにくいため、まずは固定費から見直すのがおすすめです。
まずは節約しやすい固定費から見直し、その後で変動費を見直してみましょう
1.住居費
節約しやすい固定費の1つ目が、住居費です。
住居費は支出の中でも大きな割合を占めるので、金額を下げられないか検討してみてください。
賃貸の場合
家賃は収入の3分の1が目安と言われているので、自分の収入に見合った金額かどうか確認してみましょう。
もし家賃が高めな場合は、思い切って郊外へ引っ越すのも手です。
引っ越しには手間もかかりますが、月々の家賃が下がれば金銭的に余裕が生まれ、無理せず生活できます。
引っ越しまではできないという方は、管理会社や大家さんに家賃交渉をしてみるのもおすすめです。
交渉をする際は、「周辺の物件より家賃設定が高い」「建物が老朽化してきている」といった理由を挙げられる場合、家賃の値下げに応じてもらえる可能性が高いです。
なお、契約の更新時に交渉をすると成立しやすいので、そのころを見計らって交渉するとよいでしょう。
持ち家の場合
持ち家の場合は、住宅ローンの借り換えを検討してみましょう。
住宅ローンの借り換えの目安は下記の通りです。
- 返済期間が10年以上ある
- ローン残高が1,000万円以上ある
- 借り換えにより1%以上借入金利が下がる
これらの条件に当てはまる場合は、他社に乗り換えをすると住宅ローンの返済額を落とすことができます。
乗り換えをすることで百万単位で返済額が下がったケースもあるので、ぜひ一度住宅ローン審査を申し込んでみてください。
一方、残りの返済期間が5年以内、あるいはローン残高が500万円以下といった場合は、金利が低いところに乗り換えても返って返済額が高くなってしまいます。
住宅ローンの金利だけで判断せず、残りの返済期間や残高も考慮しましょう。
2.保険料
2つ目が、生命保険などの保険料です。
保険に加入をしたまま見直しをしていないという方は、必要のない保障まで付けていたり、あまり保障が付かない古いプランに入っている場合もあります。
必要最低限の保険プランに切り替えれば保険料を抑えられるので、保険の見直しをするのがおすすめです。
保険を見直す際は、下記の点を考慮してみてください。
- 掛け捨てタイプ(定期型)か積み立てタイプ(終身型)か
- 入院や死亡時などの保障が付いているか
- 保障は一生涯続くか
保険料を下げることだけを意識し、必要な保障を受けられなくなってしまっては本末転倒なので、保障内容をしっかり確認した上で切り替えを行いましょう。
3.光熱費
3つ目が、光熱費です。
今では電力会社とガス会社を自由に選べるようになったので、他の会社に切り替えることで大幅に光熱費を節約できるケースもあります。
例えば、電気とガスをセットで申し込むと割引を受けられたり、楽天でんきやソフトバンクでんきなど、電話会社が回線とセットにして割引を行っているお得なプランもあります。
一度電力会社のサイトでシュミレーションをしてみて、どのくらい安くなるのか調べてみてください。
なお、最新の省エネ家電に買い替えるのも、電気代を削減するのに効果的です。
例を挙げると、2020年製のエアコンは2010年製に比べ約12%、冷蔵庫は40%前後ものエネギーを削減できるため、1年間の電気の使用量を一気に抑えられます。
家電を購入するのに初期費用はかかりますが、長期的に見れば大幅な電力カットができます。
4.通信費
4つ目が、携帯電話の料金やインターネット回線使用料といった通信費です。
大手通信キャリアを使っている場合、携帯電話の月額料金の平均額は約8,300円のため、夫婦2人で契約していると月に16,600円ほどかかります。
あまりデータを使用していないようであれば、容量の少ないプランに変更したり、格安SIMへ乗り換えるのがおすすめです。
格安SIMの月額料金の平均は約4,400円なので、半分ほど通信費をカットできる場合もあります。
また、インターネット回線は携帯電話とセットにすると使用料が割引になるプランもあるので、一緒に見直すのもおすすめです。
5.車の費用
5つ目が、車にかかる費用です。
車を所有している場合、車の維持費やローン、駐車場代、自動車保険がかかります。
できるだけ出費を抑えられるよう、下記の点に注意してみましょう。
- 軽自動車を選ぶ
- 駐車場代が安いところに借り変える
- 自動車保険を見直す
まず、車は軽自動車を選ぶのがおすすめです。
普通自動車だと自動車重量税が36,900円、車検費用が7万円~15万円かかりますが、軽自動車の場合は自動車重量税が6,000円、車検費用は4万円~10万円で済みます。
また、家から少し離れても、今使っている駐車場より安く借りられるところに変えると出費を抑えられます。
なお、生命保険と同様に自動車保険の見直しも行ってみてください。
週末しか自動車を使わないのであれば、思い切って車を手放し、カーシェアリングを利用するのも手です
今すぐできるお金を貯める3つのコツを紹介
続いて、今すぐに始められるお金を貯めるコツについて解説します。
今まで貯金が成功したことがないという方でも簡単にできる方法なので、ぜひ取り入れてみてください。
1.出費を減らすには家計簿アプリがオススメ
1つ目が、家計簿アプリを使って出費を把握する方法です。
手書きで家計簿をつけるとなると面倒ですが、家計簿アプリだとレシートをスマホで撮影するだけで自動で入力してくれるものもあり、手軽に記録できます。
また、家計簿アプリは食費や雑費、交際費など項目別にグラフ化してくれるので、何にどれくらい使ったかが一目でわかり、無駄な出費をしていないか確認できます。
こうして月々の出費をまとめた上で、「食費は月にこのくらいの金額で抑えられそう」「交際費を月に2,000円下げよう」など目標金額を定め、毎月決めた金額に収まるようにしましょう。
そうすれば無理に出費を切り詰めなくても、1年で数万円の節約につながります。
2.ポイントを貯めてお得に買い物をしよう
2つ目が、買い物のときにクレジットカードや電子決済を使ってポイントを貯める方法です。
クレジットカードや電子決済サービスを使えば、買い物をするたびにポイントが加算されます。
現金で払っていたものをクレジットカードや電子決済に変えることで、1ヶ月に数千ポイント貯められる場合も多く、貯まったポイントを使ってネットショッピングで買い物ができたりします。
なお、普段の買い物だけでなく、保険料や税金の支払いもできるので、どんどん活用してポイントを貯めていきましょう。
3.先取り貯金をしよう
3つ目が、先取り貯金をし、残ったお金で家計をやり繰りする方法です。
手元にあるだけお金を使い切ってしまうという方は、先に一定額を貯金し、そこから固定費を引いた金額を生活費に回すのがおすすめです。
普通預金から定期預金に送金するよう設定しておけば、自動的に貯金を増やせるので、貯金が苦手な方でも失敗しにくいやり方でしょう。
家計の見直しで節約した分は資産運用に回そう
今回は、家計の見直しについて、固定費を抑える方法とお金を貯めるコツについてお伝えしました。
子供たちの教育費やマイホームの購入費をまかなうためには、節約だけでなくお金を運用していくことも大切です。
家計を見直して浮いたお金で資産運用をしていき、さらに財産を増やしていきましょう。
投資初心者の方におすすめな積立投資についてはこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コメント