英語の音読は正しくやれば効果アリ! |4つのメリットと正しい手順を徹底解説

学校の授業でよく教科書の音読をしたけど、音読ってほんとに効果あるの?

音読は正しく行えば、英語力がみるみる上達しますよ!

英語の授業でも毎回のように行われていた「音読」。

「あまり効果がある気がしないけど、これってやる意味あるのかな?」

と疑問に思っていた方も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、音読は英語力を伸ばすのに大きな効果があります

ただし、単に声に出して読めばいいというわけではなく、正しいやり方で行わないと英語のスキルを上げるのに十分な効果は得られません

わたしも最初は音読の効果を疑っていたのですが、これから紹介する方法で行ってみたところ英語のリスニング力や読解力が格段に上達し、大学在学中にTOEICのスコアが170点アップしました!

音読の効果を正しく理解してもらうため、この記事では

  • 音読で得られる4つのメリット
  • 正しい5つの手順
  • 気を付けたい3つの注意点
  • 教材の選び方3選

について詳しく解説します。

後半では音読をする際の注意点と教材の選び方についても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

英語が伸び悩んでいる方におすすめ!音読で得られる4つのメリット

「転職で有利になるようにTOEICのスコアを上げたいけれど、なかなか上手くいかない・・・。」

と伸び悩んでいる方におすすめしたい勉強法が音読です。

音読はリスニングやリーディングなどのスキルアップに効果的ですので、TOEICのスコアを上げたい方にぴったりの勉強法と言えます。

この章では音読で得られるメリットを紹介しますので、英語のスキルがなかなか伸びないと悩んでいる方はチェックしてくださいね。

1. リスニング力が上がる

1つ目のメリットは、「リスニング力アップにつながる」ことです。

なぜ音読でリスニング力が上がるかと言うと、自分で発音することで英語特有の発音やイントネーションに慣れるためです。

英語を聞き取れるようになるには、まずは「慣れ」が肝心。

繰り返し声に出して読み上げることで、だんだんとネイティブの発音に耳が慣れ、自然と聞き取る力が上達してきますよ。

リスニングでの音読の効果はこちらの記事でも紹介しています↓

2. 語彙力が上がる

2つ目のメリットが、「語彙力アップにつながる」ことです。

音読で語彙力がつく理由は、英文を見ながら読んでいるうちに、自然と単語やイディオムも頭に入っていくからです。

例えば、
The light of the room went off suddenly.
部屋の明かりが急に消えた。

という文を読んでいると、「”go(went) off”は電気が消えるときに使われるのだな」とインプットでき、同じ熟語が出てきたときにパッと意味を思い出せます。

ストーリーの流れで覚えられるので、単語帳で1つ1つ単語を記憶していくより楽しく勉強できるのもポイント

3. 発音を矯正できる

3つ目のメリットは、「英語の発音がキレイになること」です。

繰り返し自分の口で読み上げると、英語が持つ独特のイントネーションや強調の仕方に慣れていきます。

そうするとカタカナ英語が改善されていき、ネイティブに近い発音になれます。

流暢な発音になると海外の方もすんなり聞き取れ、スムーズに会話のキャッチボールができるようになってきますよ

音読をするときは、自分の声を録音しておくのがオススメ。
客観的に聞くことで、自分の発音が正しいか判断しやすくなりますよ。

4. 英語を読むスピードが上がる

4つ目のメリットが、「英文を読むスピードが速くなること」です。

音読と言うとリスニングやスピーキングの訓練になりそうですが、実はリーディングでも効果が期待できます!

例えば
I hope you like the present I sent to you.

という文章を目で追うと、「わたしは期待します、あなたに、気に入るのを、だから・・・わたしはあなたが喜ぶのを期待します・・・」

といったように無意識に文章を行き来し、時間がかかってしまいます。

これを音読した場合「わたしは、期待します、あなたに、気に入るのを、そのプレゼント、わたしが、送った、あなたに」と前からそのまま理解することで読み返しを防げ、文章を読むスピードが上がるのです

そのやり方間違ってるかも?音読の正しい5つの手順を紹介

学校で5回音読してくるように言われたからやってみたけど、全然頭に入らない・・・。

やったことにしてサボっちゃおう。

学生時代にこのような経験がある方も多いのではないでしょうか?

音読といってもただ読み上げるだけでは発音の練習くらいにしかなりません

そこでここからは、トータル的に英語力を伸ばせる音読の正しい手順を5つ紹介します。

今まで音読をしても英語のスキルが上がらなかったと感じている方は、この方法を実践してみてくださいね。

1. 先にわからない単語を調べておく

1つ目の手順が、「音読をする前に知らない単語を調べる」ことです。

音読をするときにとりあえず読み始めて、わからない単語が出てきたら調べるといったやり方をしていませんか?

実はこの方法だと知らない単語を見つけるたびに読む手が止まってしまうため、とても非効率です。

なるべく時間をかけずに効率的に進めるには、最初にわからない単語の意味を調べておくのがおすすめです。

面倒に感じるかもしれませんが、先に終わらせておくことで結果的に時間を短縮できます。

また、単語の意味を把握できているので、つまずくことなく文章をすんなり理解できるのもメリットです。

2. 全体を一通り読んで内容を把握しておく

手順の2つ目が、「文章全体を黙読し、ストーリーを理解しておく」ことです。

全体に目を通す前にいきなり最初の1行目から読み始めた場合、1文ずつ意味を理解していくようになるため、前後の文章のつながりが理解しにくくなってしまいます。

そのため「前の文章はどんな内容だったっけ?」と前の文を読み返す手間が増え、なかなか次に進めません。

まずは文章を最後まで読み、おおまかなストーリーをイメージしておきましょう。

そうすることで内容の認識のズレが少なくなり、読み進めるスピードも速くなります

3. 1文ずつ音読する

手順の3つ目からやっと音読に入っていきます。

ここでポイントなのが、1文ずつ読み進めることです。

なぜなら最初から最後まで一気に読んでしまうと音読をすることに精一杯で、発音やイントネーションがおざなりになってしまうからです。

そのため、1文を再生したら停止し、抑揚や発音をそのままコピーするよう徹底的に練習していきましょう。

慣れないうちは
I hope /you like the present / I sent to you.
といったように、文の意味ごとに「/」で区切るとやりやすいですよ。

4. 文字を見ながら通し読みする

手順の4つ目が、「文字を見ながら音読をする」ことです。

1文ずつ音読をし終わったら今度は音声なしで自分で発音してみましょう。

このときポイントとなるのが、読んでいて内容がイメージできるか正確に発音できるかという点です。

単語の意味や発音を忘れてしまったときはもう一度復習し、しっかり記憶に定着させましょう。

文字をしっかり目で追い、単語やフレーズも一緒に覚えておきましょう!

5. 文字を見ないで音読する

最後の手順が、「文字を見ずに音声に続いて音読する」ことです。

繰り返し音読をしてある程度文章を暗記できたら、何も見ないで音源の後に続けて音読してみましょう

音だけを頼りに音読をすることで内容がしっかり頭に入っているか確認できます。

また、しゃべることだけに集中できるので、正しく発音できているか判断しやすくなるのもポイント。

途中でつっかかってしまうなと感じたら、もう一度文章を目で見て確認しましょう。

きちんとリピートできるよう集中して音を聞くため、リスニング力アップの効果大です!

ここに気を付けて!音読をするときの3つの注意点

今まで避けてきたけど英語を伸ばしたいし、音読をやってみようかな!

でも時間はムダにしたくないから、気を付けるポイントを先に知っておきたい!

と思っている方に向けて、音読をする際の注意点を3つ紹介します!

これからお伝えするポイントを押さえておけば、音読の学習効果を十分に発揮できます。

貴重な時間をムダにしないよう、注意点を守って行ってみてくださいね。

1. 音声付きの教材を使う

1つ目の注意点が必ず音声付の教材を使うことです。

「文字を読めば音読できるから、この本でいいかな?」

と音声がない教材を使うのはNG。

先ほども説明した通り、音読で重要なのは発音をまねることなので、スクリプトだけではきちんと練習ができません。

お手本となる音声が聞けるCD付の教材や、インターネットで音源を再生できるものなどを選ぶようにしましょう。

教材でなくても、字幕付きの動画や映画でもOK!

2. ただ読めばいいんでしょ?は間違い!

2つ目の注意点が、ポイントを押さえて効率的に行うことです。

何も意識せずにダラダラと音読をしてもあまり効果は得られません。

前の章で解説した

  • 音源を正確にコピーする
  • 読みながら文章の内容をイメージする

この2点をしっかり意識し集中して取り組むと、効果も断然変わってきますよ。

時間をかければいいわけではなく、短時間でも集中して行うのがベスト

3. 正しい発音になっているか注意する

3つ目の注意点が、正しく発音できているか常に意識しておくことです。

音読は1人で行うものなので、ついつい自己流になってしまいます。

そうするとせっかく音読をしても正しい発音が身に付かないので、自分が音源通りに発音できているか確認するクセをつけましょう

確認する方法としては、自分の音声を録音したものを再生して聞いてみる友達や先生に聞いてもらうのがおすすめです

近くに聞いてもらう人がいないという場合は、オンライン上で発音をチェックするサービスを行っている人を探すのも手ですよ。

音読をするときの教材の選び方3選

「音読をしてみようと思うけど、何を基準に教材を選べばいいのかな?」

と迷っている方に向けて、音読をするときの教材の選び方を3つ紹介します

音読の練習をする際は、

  • 少しやさしめのレベルのもの
  • 学習の目的に合ったもの
  • 興味のあるもの

この3つに当てはまるものにしましょう。

それでは1つずつ解説していきます。

1. 少しやさしめのレベルのものを選ぶ

1つ目が自分のレベルより少しやさしめのものを選ぶことです。

「少し難しいくらいの方がトレーニングになるんじゃない?」

と思われたかもしれませんが、知らない単語や文法が多すぎるとわからないところを調べるのに時間が取られてしまい、音読を始めるまでに時間がかかってしまいます。

また、ほとんどの単語やイディオムがわからない場合、読む度に立ち止まってしまいなかなか進められません

そのためいったん教材の文章を読み、7~8割くらい内容を理解できるものを選ぶのがおすすめです。

2. 学習の目的に合わせて選ぶ

2つ目が伸ばしたい英語のスキルに合わせて選ぶことです。

目的別の教材の選び方は次の通りです。

発音を良くしたい
→音読に集中しやすいよう、スピードが遅めではっきりと発音されているもの

リスニング力をアップしたい
→音声のスピードが速めのもの

英語を読むスピードを上げたい
→日本語訳が見やすく、単語やイディオムの解説が付いているもの

音声のスピードは試聴できるものであれば一度聞いてみて、できないものは口コミを参考に選んでみてください。

3. 自分が興味のあるものを選ぶ

3つ目が自分が興味のあるものを教材にするということです。

例えば字幕付きの動画や海外ドラマ、映画、洋楽など音声とスクリプトがあればなんでも教材になります

特に洋楽は音楽のリズムに合わせて発音を習得できるので、流暢に英語をしゃべれるようになりたいという方におすすめです。

好きなものであればあまり苦にならずに続けやすいので、文法や文章読解の勉強の合間で気分転換に行うのもいいでしょう。

音読で英語スキルを一気にアップさせよう!

それでは今回のまとめです。

音読で得られる4つのメリット

  • リスニング力が伸びる
  • 語彙力が上がる
  • 発音がキレイになる
  • 英語を読むスピードが上がる

音読をするとき3つの注意点

  • 必ず音声付の教材を使う
  • ただ読むだけでは効果がない
  • 正しい発音になっているか注意する

音読はポイントを押さえて行えば英語のスキルをまんべんなく上達させられます。

今回紹介した手順通りに行っていただき、教材の選び方も参考にしながら取り組んでみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

フリーランスのWebライターとして記事やグログの執筆代行を承っています
Webライターとして月収10万円達成
Webライターなどについて情報を発信しています

コメント

コメントする

目次